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2017.07.27

第8回 関東消化器内視鏡機器取扱い講習会(実践編)に参加してきました。

第8回 関東消化器内視鏡機器取扱い講習会(実践編)に参加してきました。

機器のトラブル対処法や日常点検の目的とポイントについて、機器の洗浄・消毒・滅菌について学ばせていただきました。

―スコープとシステムの点検、機器や処置具のトラブルシューティング―

日常点検により機器のトラブルを回避し、万が一トラブルが発生した時でも適切に対処し、安全に検査を実施していく必要があると考えます。そのためにも、検査に携わる看護師全員が日常点検の必要性を理解し、機器のトラブル回避方法を把握している必要があると感じます。

機器や処置具に不具合があることで、患者さんに苦しい思いをさせてしまう可能性があり、検査がスムーズに出来なくなります。そのため、トラブルを未然に防ぐことが出来るよう日々の検査前後の点検や定期点検、トラブルの早期発見・対処は重要になってくると感じます。今回学んだことを今後に活かし、内視鏡スコープや機器の点検・維持管理をしっかりと行いたいと思います。また、スタッフ間で統一した点検を実施できるように指導していきたいと思います。日々の業務に追われ、忙しい時こそ機器の取り扱いに細心の注意を払い丁寧な取扱いをしていきたいと思います。

―洗浄・消毒・滅菌について―

当院では内視鏡洗浄消毒に関するガイドラインに基づいて、当院に合ったマニュアルを作成し実施しております。すべての体液には潜在的に感染性があるものとして取扱い、使用した機器や処置具は高水準消毒液、酵素系洗剤、強酸性電解水により確実に洗浄消毒が行われています。また、周辺機器においても付着した細菌・ウイルスの殺菌、不活化が必要なため、使用機器に応じた洗浄・消毒・滅菌を行っております。内視鏡室、リカバリー室全体での感染対策を十分に行い、周囲の環境整備にも注意を払っていく必要があるため、医師・看護師間でのマニュアル実施の統一化をはかる必要があると感じます。そのためにも、各種消毒液の特徴や有効濃度の理解、感染対策の重要性を理解し実施していく必要があると感じました。検査を受けられる患者さん、及びスタッフが安全に安心して検査が出来るよう心掛けていきたいと思います。

すでに当院でも実施している点検方法や洗浄方法もありましたが、今回講習会に参加することで再確認することが出来、より一層安全に検査が実施出来るよう配慮していきたいと感じました。また、各種ガイドラインも適宜改定されているため、常に最新の情報に注意してより安全な内視鏡診療が行われるよう心掛けていく必要があると感じました。

湘南藤沢おぬき消化器クリニック

主任看護師:森山

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