日帰り大腸ポリープ切除
大腸ポリープとは
当院では大腸ポリープ切除を日帰りで行っております。
大腸ポリープとは、大腸の粘膜に発生した限局性隆起病変の総称です。大腸ポリープには良性のものもありますが、初期段階のがんであったり、放置するとがんへと進行するものも多く、内視鏡的にポリープの切除を行うことでがんの進行を未然に防ぐことが出来ます。つまり、定期的に大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受け、ポリープが見つかり次第切除していくことで大腸がんを完全に予防することが可能と言えます。
従来大腸ポリープ切除は検査後の患者様の体への負担や出血などの合併症の危険性から入院で行うことが一般的でしたが、内視鏡技術や出血予防処置の進歩により日帰りでも十分安全に施行可能となりました。
下記の場合は日帰り治療が行えず、入院治療をお勧めすることがあります。
まずは一度ご相談いただければ丁寧にご説明し、最適な治療をご提案いたします。
- 大腸ポリープが粘膜の広い範囲に存在する
- 大腸ポリープが粘膜の深くまで達していることが疑われる
- 患者様の心臓や肺、腎臓の機能が通常の方と比べ著しく低下している
- 血液をサラサラにするお薬を中止することができない。
日帰り大腸ポリープ切除のメリット
メリット1 時間の拘束が短い
夕方には帰宅でき、翌日からほぼ通常の生活が可能なため従来の入院治療と比較して
拘束時間が大幅に短縮されます。
メリット2 医療費の削減
入院治療の約3分の1の費用で行えるため大幅な医療費削減が可能です。
日帰り大腸ポリープ切除の流れ
※大腸無痛内視鏡(大腸カメラ)の流れを参照してください
日帰り痔の治療
治療内容
当院では中等度のいぼ痔(内・外痔核)や浅い単純なあな痔(痔ろう)、血栓性外痔核や肛門周囲膿瘍などに対して日帰りでの痔の治療を行っております。(入院治療が必要と判断した場合は入院設備の整った病院をご紹介させて頂きます。)
内痔核に対しては通常の結さつ・切除術のほか、‘切らずに治す’ジオン注射(ALTA療法)治療も行っております。
詳しくは患者様の状態を十分に拝見させていただいたうえでご説明いたします。まずはお気軽にご相談ください。
ジオン注射(ALTA療法)とは?
ジオン注射(ALTA療法)とは、脱出を伴う内核痔(イボ痔、脱肛)に対する注射治療薬です。このジオン注射(ALTA療法)を投与することによって、痔に流れ込む血液の量が減り、痔が硬く小さくなって粘膜に固定され、脱出が見られなくなります。
ジオン注射(ALTA療法)治療は、痔核を切り取る手術と違い、痔核の痛みの感じない部分にするため、治療中や治療後の痛みはほとんどありません。
日帰り手術のメリット
治療に伴う拘束時間が短い
- 日帰り痔の治療の流れ
- 術後を自宅で過ごせる安心感
- 入院費がかからない
日帰り痔の治療の流れ
来院前
注意事項
昼食を食べずに来院していただきます。(水分は摂っていただいて結構です。)
来院後の準備
- 座 薬:坐薬を入れ、肛門から直腸をきれいにします。
- 更 衣:手術用紙パンツに着替えていただきます。
- 点 滴:点滴をします。
手術時
- 麻 酔:うつ伏せになっていただき、おしりの上の部分に麻酔を行います。
- 鎮静剤:麻酔が効いてきたら鎮静剤の注射を行い手術を開始します。
- 手 術:手術は20分ほどで終了します。
- 休 憩:手術終了後1時間ほど休憩していただきます。
手術後
説 明:手術についての詳しい説明を受けていただき、帰宅となります。
注意事項
- 手術当日は車の運転が出来ませんのでご注意ください。
- 手術後翌日、1週間後、1か月後に診察を受けていただきます。